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コーヒーは世界中で愛されている飲み物で、多くの国々で独自のコーヒーカルチャーが根付いています。
エチオピアのコーヒーセレモニー、イタリアのエスプレッソ、オーストラリアのフラットホワイトなどなど。
世界にはその土地ならではの様々なコーヒーの楽しみ方があります。
この記事では、そんな世界の様々なコーヒーカルチャーを紹介します。
コーヒー好きの方にもそうでない方にも、コーヒーの新たな魅力が見つかるはずです。
コーヒー発祥の地エチオピアのコーヒーセレモニー

コーヒー発祥の地エチオピアでは、コーヒーを大切にする文化が強くづいています。
例えば、コーヒーを飲むという行為を「コーヒーセレモニー」と呼び伝統的な儀式として扱う文化があります。
エチオピアのコーヒーセレモニーは日本での茶道に当たるもので、お客へのおもてなしの心を表すそうです。
また、エチオピアのコーヒーは酸味が非常に強いことで有名です。
エチオピアでは、その酸味を和らげるために塩を淹れて飲むこともあるそうです。
エチオピアの古くから伝わる伝統的なコーヒー、コーヒー好きとしては一度は試してみたいです。
エスプレッソとラテアートの本場イタリアのカルチャー
イタリアは、エスプレッソやカプチーノなど、現代のコーヒー文化の発祥地とされています。
イタリアでは、立ち飲みスタイルの「バール」でコーヒーを楽しむことが一般的で、一日に何度も立ち寄ることが多いです。
イタリアはコーヒーの本場として有名であり、エスプレッソやカプチーノなどの現代的なコーヒー文化の発祥地とされています。
イタリア人はコーヒーを深く愛し、そのコーヒー文化は独特で美味しいものが多く、イタリアのライフスタイルに密着しています。
エスプレッソ: エスプレッソはイタリアで最も一般的なコーヒーで、圧力抽出法によって作られる濃縮コーヒーです。一口サイズで、濃厚な味わいとクレマ(表面の泡)が特徴です。
イタリアではコーヒーを飲む場所として「バール」が一般的です。バールはカフェと似ていますが、立ち飲みスタイルが主流で、エスプレッソやカプチーノ、コルナット(イタリアのクロワッサン)などを提供しています。
イタリアでは、深い味わいとコクが特徴の極深煎りの豆が好まれます。
とにかく濃厚なコーヒーを味わいたい、そんな人にはイタリア式のコーヒーカルチャーを真似してみてはいかがでしょう。
トルコ伝統のコーヒー占いを楽しむ

トルコのコーヒー文化は非常に古く、1543年にイスタンブールで初めてコーヒーハウスが登場して以来、コーヒーはトルコ社会の重要な要素となっています。
そんなトルコのコーヒー文化で有名なものは、トルココーヒーと呼ばれる飲み方です。
トルココーヒーは、コーヒーの粉「イブリック」という専用の鍋を使って煮出す飲み方です。
沸騰してできるクリーミーな泡が特徴で、エスプレッソのような濃厚な苦味が楽しめます。
また、粉をそのまま煮出すため、コーヒーの粉末がカップの底に沈殿してしまいます。
トルコでは、そんな残ったコーヒーの粉の形から運勢を占う、コーヒー占いがあるそうです。
占い好きのかたは一度試してみてはいかがでしょうか?
フラットホワイトなど独自の文化が栄えたオーストラリア
オーストラリアのコーヒー文化は、近年急速に発展し、独自のスタイルを確立しています。
オーストラリア独自の飲み方であるフラットホワイトは、世界中でも注目を集めています。
フラットホワイトはエスプレッソに蒸気で温めたミルクを注いだもので、カプチーノと似ていますが、泡立つフォームドミルクを使わず滑らかな口当たりが特徴です。
近年では日本でも飲めるお店が増えてきています。
またメルボルンやシドニーなどの大都市では、コーヒーを楽しむカフェが愛されています。
そんなオーストラリアではチェーン店よりも、その店オリジナルの味を提供するローカルなカフェが好まれます。
スターバックスですら撤退すると聞けば、その意味が想像できるのではないでしょうか?
万人受けするようなチェーンの味よりも、個性的なカフェの味を好んでいるのでしょうね。
そんなオーストラリアのカフェ文化にならって、あなたも地元のお気に入りカフェを見つけてみませんか?
スターバックスを世界に広げた自由の国アメリカ

アメリカでは、コーヒーショップが一般的なカフェ文化の中心地です。
特にシアトル発のスターバックスは世界中で有名なコーヒーチェーンで、その成功はアメリカのコーヒーカルチャーが持つ影響力の強さを示しています。
また近年のコーヒーシーンの世界的なトレンドもアメリカから発信されました。
スターバックスに代表されるシアトル系のセカンドウェーブ、豆の品質にこだわるサードウェーブなど、代表的なムーブメントを生み出しています。
アメリカのコーヒー文化は多様であり、ドリップコーヒーからサードウェーブコーヒーまでさまざまなスタイルと価値観が共存しています。
アメリカのように、特定のやり方にとらわれず自由にコーヒーを楽しんではいかがでしょうか。
独自のアレンジが得意な日本
日本には古くからの喫茶店文化や、缶コーヒーやインスタント、アイスコーヒーといった新しいスタイルなど、独自の進化を遂げています。
意外かもしれませんが、缶コーヒーやインスタントコーヒーはコーヒーが作れない日本発祥の文化です。
また、コーヒーを冷やして飲むアイスコーヒーも日本発祥と言われています。
コーヒーを栽培できない分、常識にとらわれないアレンジができたのかもしれませんね。
また、昭和のころからブームとなった喫茶店文化は、現代では純喫茶としてレトロブームの一旦を担っています。
日本独自の文化だけでなく、世界中のコーヒーカルチャーを取り入れようとしているため、日本各地で様々なコーヒースタイルが楽しめます。
次のコーヒートレンドはもしかしたら日本から、、、なんて。
まとめ
コーヒーは世界中で愛される飲み物であり、各国で独特のカルチャーが生まれています。
異なる国々のコーヒーカルチャーを知ることで、コーヒーを通じた異文化理解や交流を楽しむことができます。
世界のコーヒーカルチャーを知り、自分だけのコーヒーの楽しみ方を見つけてみてください。
それでは。