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コーヒーは世界中で愛される飲み物ですが、アジア産のコーヒー豆も魅力的で多彩な味わいがあります。
その原産地の一つであるアジアにはさまざまな種類のコーヒー豆が存在しています。
この記事では、アジア産のコーヒー豆について初心者の方にもわかりやすく解説します。
アジア産コーヒーの特徴について理解することで、明日飲むコーヒーがちょっと美味しくでしょう。
アジア産コーヒー豆の歴史
コーヒーはアフリカ大陸のエチオピアが起源で、17世紀にヨーロッパへ伝わりました。
その後オランダからインドネシアへ、初めてアジアにコーヒーが持ち込まれます。
他にもフランス領であったベトナムやイギリス領にあったインドなど、アジア各地でコーヒー栽培が行われるようになりました。
このようにしてアジア各地へコーヒーが広まり、独自のコーヒー文化が根付くようになりました。
アジア産コーヒー豆の味わいと特徴
アジア産のコーヒーは濃厚なコク深い味わいが特徴です。
特にインドネシアで栽培されるマンデリンは、アジアを代表するコーヒーの一つで日本でも人気があります。
しかし、コモディティコーヒーと呼ばれる安価な種類が多く、世界市場での評価はまだまだ低いのが現状です。
代表的なアジアのコーヒー産地
アジアではベトナムをはじめ、インドネシアやインド、タイ、中国など幅広い国々でコーヒーが栽培されています。
同じアジア産のコーヒー豆でも、産地によって味わいや香りが異なります。
ここでは日本でも親しまれている代表的な産地について紹介しましょう。
産地ごとの違いと特徴を知り、自分好みのコーヒー豆を見つけてください。
産地 | 特徴 |
インドネシア | コク深く濃厚な苦味が特徴。 |
ベトナム | 苦味の強いコモディティコーヒーが主流。 |
インド | 酸味が感じられるフルーティーな風味が特徴。 |
オーストラリア | 香ばしく濃厚な甘みが特徴、やや酸味もある。 |
フィリピン | 取り扱いの少ない希少種、リベリカ種の残る地域。 |
インドネシア
インドネシアは世界有数のコーヒー生産国で、多くの島々でコーヒーが栽培されています。
インドネシア産のコーヒー豆は土壌に由来する独特の風味があり、フルボディでコクが深く強い苦味が特徴です。
特にマンデリンは高品質のスペシャリティコーヒーとして世界中で愛されています。
また、高級コーヒーと名高いコピ・ルアクもインドネシアで生産されています。
ベトナム
ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国で、主にロブスタ種のコーヒー豆が栽培されています。
ロブスタ種は苦味が強く、カフェイン含有量も高いことが特徴です。
また、ベトナムコーヒーと呼ばれる伝統的な飲み方も人気です。
コンデンスミルク、いわゆる練乳を加えたコーヒーで、苦味の強いコーヒーをとっても甘くした飲み方。
ぜひ一度試してみてください。
インド
インド産のコーヒー豆は、酸味が感じられるフルーティーな風味が特徴です。
インドと言えば紅茶のイメージですが、コーヒーも古くから親しまれています。
南部のニルギリ地域やカルナータカ州、西部のマハーラーシュトラ州などでコーヒー豆が栽培されています。
オーストラリア
アジアから少し離れたオーストラリアもコーヒーの産地として有名です。
オーストラリア産のコーヒーは、香ばしく濃厚な甘みが特徴です。
そしてやや酸味があり、フルーティな風味も感じられます。
ただ、コーヒー豆の流通量はそれほど多くなく、日本でも珍しい部類です。
しかし大都市メルボルンのカフェ文化は、世界でも広く知られています。
フラットホワイトと呼ばれるラテをよりマイルドにした独自の飲み方が人気。
近年は日本でも広く飲まれるようになってきました。
その他の注目産地
アジアにはこれらの代表的な産地以外にもフィリピンやミャンマー、近年では中国でも活発に栽培が行われています。
生産量はまだまだ少ないですが、日本の沖縄にもコーヒー栽培が始まっています
アジアの身近な地域で、魅力的なコーヒー豆を探してみましょう。
アジア産コーヒー豆の楽しみ方
アジア産のコーヒー豆は、濃厚で味わい深いコーヒーです。
休日などゆっくり過ごしたいときに、じっくりと味わいながら飲むのをおすすめします。
また、アジアの国々独自のコーヒー文化を真似て、様々な飲み方を試してみるのもいいでしょう。
あまーいベトナムコーヒーやオーストラリアのフラットホワイト、そして日本発祥のアイスコーヒーなどなど。
いろいろ試してみて。自分好みのコーヒー豆や飲み方を探してみてください。
まとめ - アジアのコーヒーを楽しもう
アジア産のコーヒー豆はコク深い濃厚な味わいが特徴です。
代表的な産地や味わいを知ることで、コーヒーの世界がさらに広がったのではないでしょうか。
そして、アジアには独自のコーヒー文化がたくさん生まれた地域でもあります。
その土地への思いを馳せながら、様々なコーヒー文化に挑戦してみてください。
そして、ぜひ自分好みのコーヒーを見つけて、コーヒーをもっともっと楽しんでください。
それでは、よいコーヒータイムを。